
整水器と浄水器、何が違うの?
「浄水器を買おうと思って調べていたら、整水器っていうのも出てきて混乱した」——そんな声、よく聞きます。確かに名前も見た目も似ていますが、中身はまったく別の製品です。
この記事では、整水器と浄水器の違いをわかりやすく解説します。機能、価格、水道水に対する効果、メンテナンスまで徹底比較。あなたの家庭に合った方を選んでください。
浄水器の基本:シンプルで確実な水質改善
浄水器の役割はシンプルです。水道水に含まれる不純物をフィルターで取り除くこと。活性炭や中空糸膜(UF膜)、RO膜(逆浸透膜)を使って、残留塩素、カルキ臭、濁り、重金属、細菌などを除去します。
- 価格帯:蛇口直結型3,000〜8,000円、据え置き型8,000〜30,000円、アンダーシンク型30,000〜100,000円
- 交換頻度:カートリッジは3〜6ヶ月ごと(年2〜4回)
- ランニングコスト:年間5,000〜15,000円程度
- 電気代:基本的に不要(一部のROタイプを除く)
- 水道水の変化:カルキ臭がなくなり、まろやかな味わいに。ミネラルはそのまま残る
整水器の仕組み:アルカリ性の機能水を作る
一方、整水器(アルカリイオン整水器)は水道水を電気分解して、アルカリ性の水と酸性の水に分ける装置です。厚生労働省が認めた「管理医療機器」に分類されています。
- 価格帯:50,000〜250,000円と浄水器より高め
- 交換頻度:内部フィルターは年1回程度
- ランニングコスト:年間8,000〜20,000円(フィルター+電気代)
- 電気代:常時消費電力20〜60W
- 水道水の変化:pH8〜10のアルカリ性に変化。整水器によっては酸性水(洗顔や調理に使える)も出る
5つの比較ポイント
1. 除去できるもの
浄水器は残留塩素、濁り、カビ臭、一部の重金属を除去。ROタイプならPFASや鉛も除去可能。整水器もフィルターを通すのである程度除去しますが、主目的は「水質を変えること」であって「不純物を取り除くこと」ではありません。
2. おいしさの違い
浄水器の水は「不純物がなくなってスッキリした水」。整水器の水は「アルカリ性で口当たりの違う水」。好みは人によりますが、浄水器ユーザーの満足度は高いです。
3. 導入コスト
浄水器は3,000円から買えるのに対し、整水器は最低でも5万円以上。初期費用を抑えたいなら浄水器一択です。
4. 設置のしやすさ
蛇口直結型浄水器なら工事不要で5分で設置完了。整水器は据え置き型が多く、蛇口と本体をホースでつなぐスペースが必要です。
5. 故障リスクと寿命
浄水器は構造がシンプルで故障しにくい(平均寿命5〜8年)。整水器は電気回路と電極板があり、故障リスクがやや高い(平均寿命7〜10年ですが、修理費が高額になりがち)。
結局、どっちを選ぶべき?
結論をシンプルにまとめます。
こんな人は浄水器がおすすめ:
- とにかく水道水のカルキ臭や不純物を取りたい
- 予算を抑えたい(初期費用1万円以内)
- 工事不要の手軽さを重視
- 普通のおいしい水が飲みたい
こんな人は整水器を検討:
- アルカリ性の水の健康効果を期待したい
- 料理や洗顔に酸性水も使いたい
- 初期費用に5〜10万円かけてもいい
- 賃貸でなく持家に設置する
ちなみに、当社ONEMIが得意とするのは浄水器(特にアンダーシンク型ROシステム)です。整水器の製造はしていません。その分、浄水技術には誰よりも自信があります。
もし「まずはおいしい水が飲みたい」という方なら、3,000円台の蛇口直結型から始めてみるのがいいでしょう。そこからステップアップしたくなったら、その時にまた考えれば十分です。